2011年12月21日水曜日

模擬授業6回目を終えて

6回目ともなると、徐々に授業というものの扱い方が分かるようになりますが、それとともに見えなくなることも多くなります。授業の表面的な部分はそれほどむずかしいものではありません。大きな声が出て、表情も豊かで、人を引きつける人がいます。緊張しやすい人とそうではない人がいます。ミスを気にする人としない人がいます。生徒に声をかけるのが得意な人とそうではない人がいます。

授業は、教える目標があって、生徒がそれを達成できているかどうかですから、展開は様々です。しかし、それを評価する方法は実はかなり多様です。テストと評価は違います。評価は客観的な評価が大切ですが、主観的な評価も大切です。いわゆる形成的評価(formative assessment)は言うのは簡単ですが、実際に授業の中でどのように扱うかはかなりむずかしいことです。授業を見ながらそんなことを考えました。

さて、コメントです。

F先生の授業
F先生は人が好きなんですね、きっと。楽しそうに授業していました。ところどころに優しさが出た授業ですね。ただ、少し無理して英語でやり過ぎたかなとと思います。それとすでに学んでいることとこれから学ぶところを明確にするとよいと思いました。ただこれはF先生だけではなく他の人にも言えることです。実際とは違う模擬授業では少しむずかしいのかもしれません。実際の生徒を相手にするときにうまく判断できるかどうかかがカギでしょう。それに、F先生は、思ったようにうまく行かないこともよく分かったと思います。が、何か工夫しようとしている姿勢が見られました。それはとてもよかったと思います。Why is it summer in Australia now?という質問の答えはけっこうむずかしいです。これをもっと発展させたらきっとおもしろい授業になります。

N先生の授業
授業への入り方は自然でよかったと思います。授業は自分の経験がどうしても基盤となってしまいます。その点、自分の経験をうまく導入段階で示したのはよい考えです。遠慮しないでど〜んと出したほうがよかったと思いました。生徒は授業の中で先生が経験したことをバーチャルに体験する場でもあります。自身の経験はどんどん積極的に利用したほうがよいです。N先生もF先生と同じで学んでいることとこれから学ぶことを明確に区別して教材を提示したほうがよいでしょう。さりげなく自然な発話をしているときはあまり意識しなくてもよいと思いますが、指導目標である場合は生徒に分かりやすくしなくてはいけません。たとえば、have to と has to はけっこう大きな違いがあります。発音も気をつけなくてはいけません。授業は文法を教えることだけではありませんから、題材の内容に焦点をあてると導入も生かされると思います。

I先生の授業
I先生は高校1年生を想定した授業でした。英語の読み方の視点を、単に英文を細かく見るよりも少し大きな視点から見る工夫を分かりやすく導入しようとしました。おもしろい方法だと思いました。文⇒談話⇒ジャンルという構成です。リーディングを扱う場合、高校生の段階で読むことの楽しさを教えられると大成功ですね。日本語でも英語でも読むことは言語学習の基本ですから、これをうまく教えられることができれば英語の授業はある程度達成できたと考えられます。I先生のアプローチは失敗する可能性は大きいと思いますが、チャレンジ精神がよいと思います。生徒は先生の気合いのようなものをよく感じ取ります。あまり科学的ではありませんが、先生の意気に感じるのです。それとともに大切な点はそれをするために自分自身の知識をしっかりとしたものにすべく努力しておかなくてはいけません。教師のおもしろさはそこにあると思います。I先生を見て私はよい勉強になりました。

たびたびの乱筆乱文ご容赦ください。

※内容に関してよく意味が分からなかった質問してください。