2017年12月10日日曜日

模擬授業5回目

模擬授業11

Kさんの授業も文法を教えることを中心とした内容でした。たぶん50分を通してやるとつながりはよくなると思います。が、模擬授業では、どうしても一貫性が見えませんでした。Oral Inttroduction, New words (phrases), Grammar, Reading the text, Practice, Activityとそれぞれの活動が、本時の目標、1分詞、2教科書内容(ロボットに賛成?反対?)、3生徒同士の英語コミュニケーションとどう関わり、この授業が終わった後、その3つの目標がどう達成されたのか?分詞の理解は確かに重要ですが、英語の授業は文法の理解だけではなく、コミュニケーション力の育成です。聞く、話す、読む、書く、という活動と、一応教科書の題材について考える機会を与えることが大切です。

つまらないことかもしれませんが、ワークシートだけではなく、何らかの工夫が必要だったと思います。活動のポイントはクイズを作成して、それに対してグループ対抗で解答することです。その活動が活性化するような場面を演出する必要があります。自分で考えたクイズを出し、全体で解答するという活動は面白いです。でも、もう少し工夫が必要でした。大学生はすっとできますが、中学生はそう簡単にはできないし、様々な工夫が必要です。問題もそう簡単に作れないと思います。やはり授業はそれなりに手を加え、準備をしないとうまくいきません。

ただ、アイディアはとても良いと思いました。たまたまタイミングが悪く、生徒の盛り上がりが欠けたせいもありました。それほど授業が失敗しているということもないので、実際に英語を教える場合は、事前の準備や英語が苦手な生徒のことを考えて指導すればうまくできるはずです。丁寧に、丁寧に、生徒のことを考えて、生徒の気持ちになって、指導するようにしてください。

模擬授業12

Hさんの授業もやはり文法(比較級)でした。何か全体的に今回は「授業は文法を教える」という思い込みがあるのでしょうか?文法は確かに大事ですが、文法、文法では英語は面白くないのでは?ただし、比較級を使った活動はよく考えてありました。この工夫は大切です。発表を考える際に、個人で活動すると元気がなくなります。ここは、グループやペアで発表を考えるようにしたりすると、もう少しワイワイとなるのではないでしょうか?生徒が40人いれば、全員が英語が得意という状態はあまりありません。苦手な生徒や発表したくない生徒もいます。英語の授業は、コミュニケーションする良い機会です。英語でコミュニケーションする機械だけではなく、日本語で相談したり、質問したりする時間もあって良いのでは。

Kさんと同じですが、活動は多少やる気を起こすような演出が必要です。その気にさせないと盛り上がりません。生徒がただ何となくやれというからやるでは、やらない方がましです。生徒が生徒たちだけで盛り上がればそれに越したことはありませんが、教師がいわゆるfacilitatorとしての役割をうまく演習する必要があります。そのためにはシミュレーションをどれだけうまくできているかが大切です。ぶっつけ本番は難しいでしょう。

それから、文法項目(比較級)を制限してしまうと、自由がなくなります。よほど準備(場面、状況、手順、用語など)をきちんとして生徒を支援しないとうまくいきません。また、あまり面白い発想になりません。文法を理解してもらう場合は、それだけに集中して、継続的にやればよいので、タスクはタスクで、コミュニケーションや内容に焦点を当て、生き生きとして意欲を引き出すようにすることも大切です。

Hくんは、誰かが言ってましたが、優しい感じをうまく出しているので、丁寧に英語を教えるようにするとよいと思いました。文法は好きみたいですから、それはそれで文法を丁寧に教えることを自分の柱とすればよいでしょう。生徒は様々です。

教科書のトピックはemailでした。emailは確かに便利ですが、実際は、今や様々なコミュニケーションツールがあります。そのような内容を教えて、膨らましてもよいと思います。私が授業をするとしたら、LINEやFacebook, Twitterなどをどんどん使います。それを比較して考えます。そしてどっちがいいと思うとか、どっちを使うとか、やりとりをします。

模擬授業13

Oくんの授業は、Kさん、Hくんと少し違いました。内容を扱っていました。これもありだと思います。授業を見ながら私だったらどうするか考えました。私だったら、教科書に忠実にやります。Activitiy 1はそのままやります。Oくんもそれを前提として、Activity 2をこの授業で行なったと思いますが、私はちょっと違って、辞書の現状を生徒に英語で説明して、現状をまず理解してもらいます。また、辞書の必要性も考えさせるようにします。現在はインターネット上の辞書が圧倒的に便利です。また、monolingual dictionaryを提示します。目標は、辞書の理解です。それを前提に教科書のタスクを拡大して議論します。

1 グループで意見を考える時間を取ります。
 (紙の辞書と電子辞書をグループ分用意します)
2 議論のポイントをある程度示します。
3 それぞれのグループをバラバラにして、別にグループを作ります。
4 司会(MC)を決めます。その指示に従ってグループで議論をします。また、報告者(reporter)を決めます。その人が報告します。
 (司会の仕方、報告の仕方のシナリオを用意します。)
5 議論
6 報告
7 終了後、それぞれが自分の意見を書いてまとめて提出

Oくんの発想はとてもよいと思います。ただし、それが面白くなるかどうか?この単元は、ロボットとどう共生するかということと、賛成か反対か?という自分の意見をしっかり英語で言うことなので、ここの活動は、特に辞書でなくても優先席でなくても、どのようなトピックでもよいので、身近なトピックを設定して、その目標を達成すればよいでしょう。

授業で、何をどう教えるかは、教師がある程度考える必要があります。すべてを授業で教える必要はありません。授業では、そのポイントを選択し、授業で取り上げないことは、生徒にワークシートなどで宿題として提供します。重要なポイントをどうアレンジし、どうしたら効率よく生徒が学ぶかを考えることが、教師の主たる仕事です。文法が重要であると考えれば、文法でよいでしょう。しかし、文法だけがポイントではありません。語句も発音も技能もコミュニケーションも文化も思考もポイントになります。

そのようなことをもう少ししっかりと考えていただきたいと思いました。Oくんのような授業もありです。

みなさん、ありがとう。乱筆乱文すみません。次回もよろしく。