2015年2月6日金曜日

まとめ

だいぶ時間が経ってしまいましたが、今回の模擬授業とみなさんのレポートについて感想をまとめて、この授業の締めとします。

いつもながら、模擬授業をしていただき、それについて勝手な感想を書き、さらにみなさんがそれについてレポートを書くという単純か活動ですが、私個人にとってはたいへん勉強になる作業です。ありがとうございます。このブログの主たる目的は私の「こころ」の奇跡を、みなさんの模擬授業を題材として残しておくことです。

簡単にレポートの感想をまとめて書いておきます。個人的に確認したい方は遠慮せず問い合わせてください。タイトルは、「英語での英語授業」「生徒参加型の英語の授業をしていくために」第2言語習得論から見た生徒の動機付けと英語の授業における指導言語」「授業内における教師の指導言語」「英語教育における言語活動」「英語模擬授業を通して」「生徒の英語学習意欲の高め方」「模擬授業の省察と新しい英語教育観」「コミュにカティブな言語教育(CLT)と生徒の動機付けについて」「教科書の使用と発展」「タイトルなし」「教科書を用いた生徒の動機付けについて」「レポート」「国際言語として教える英語」「レボート」「生徒にとって英語学習とは」「模擬授業を通して考える生徒が主体的に取り組む英語授業」「英語の授業における言語活動の分量と方法、教師の役割について」です。

今回一番興味深かったのが、私がここで書いた感想とビデオについて言及した人がほとんどいなかったことです。いままで大きく違ったことです。ひょっとすると多くの人が読んでいないし、自分の授業のビデオも見ていないのかなと残念に思いました。私の感想はともかく、ビデオについては自分なりに分析することはとても大切だと思って、ずっと撮っていたのですが、私もその点にあまり触れなかったかもしれないと反省している次第です。

そのせいかどうかわかりませんが、レポートの全体的な印象は、少し頭でっかちな感じがしました。着眼点はそれぞれ面白かったですが、多少深みにかけるものが多かったように思います。それでも、「あ、こんなふうに考えるんだ」あるいは「こんなことを他の授業で勉強しているんだ」「模擬授業のときはこんな考え方をしたんだ」などなど、楽しく読ませてもらいました。ちょっと不満だったのは、みなさんの本音、というか、率直な疑問や思いというものがあまりなかったような気がしました。たぶん、この授業に対する不満もあるだろうし、もっとこんなことがしたかったというようなこともあるでしょう。あまりインパクトがなかったのかもしれません。

「教える」ということはけっこうたいへんです。表面的にはわかるけれど、奥は深いと思います。教育実習に行っても、それぞれの経験はその現時点での「教える」ことの理解にそって認知されると思います。多くの本が出ています。いろいろな人がいろいろに言っています。文献を参考にする場合は、関連のものをたくさん読む必要があります。が、みなさんにはその時間はおそらくないでしょう。ある文献に書いてあることをそのまま鵜呑みにするのは危険です。ぜひ探求したいことがあれば突きつめてください。

英語教育関連でなくても文学でもかなり参考になります。人は自分の頭でまず考えることが大切だといつも思います。私ができているかどうかは別ですが、できるかぎりそうしたいと思っています。その際に、自分がいま考えていることは本当にどの程度有効なのか、あるいは、本当にいいのかどうか、を常に把握しようとすることが大切だと考えています。そのために様々の意見を聞き、本を読み、議論をします。頑なこころは正しければ問題ありませんが、何か壁にぶち当たったときに弱いでしょう。

生徒も多様です。自分と考えが合う人もいればそうではない人もいます。教師は生徒の思考までをコントロールする必要はないし、それは危険なことになるかもしれません。しかし、人間の信念や考え方はあまり変わりません。ころころと変わってもまた困ります。「教える」ということを探求する場合はその点に注意する必要があるように思います。たかが英語を教えることですが、英語を教えるということは、ことばを考えることです。みなさんのレボートでは、かなりその点に触れられていたように思います。「英語を英語で教える」ということの意味は何か?英語を学ぶ必要性や動機付けがないのに英語をどう教えるかなどは、実際に教師となったときに常に考えることです。

私はかなりあちらこちらの授業を見ました。「この授業はすばらしい!」「このように教えるべきだ!」などと思うことはほとんどありません。逆に、どのような授業でも学習者は学ぶものだと思うようになりました。しかし、問題は、学習者は学び方がよくわかりません。また、わからなくてもそのままにします。疑問も持ちません。そのような学びの場で教師がどうするかがとても大切だと思うようになりました。実際にどうしたらよいか答えがあるわけではありません。

模擬授業をこの授業で主たる活動としていることも、そのような理由です。私が教えられることは微々たるものです。お互いに考えて、「あっ!」と気づいたという瞬間がちょっとでもあれば、この授業は価値があったでしょう。なかった人は残念でした。それは私の責任でもありますが、私にはそれ以上はできません。みなさんに期待するしかありません。

とりあえず、ありがとうございました。英語力を高めることはもちろんです。しかし、その英語力は多様です。語彙、文法、発音、4技能などなど、細かいことを言えばきりがありません。大切なことは実践的な英語力です。使えなければ意味がありません。それとともに、わからないことがあったときにきちんと調べる力が必要です。教えているとけっこう知らないことがあることに気づきます。ごまかさずに調べて理解することです。教師はその点が楽しみです。ぜひ教師となって若い人を育ててください。期待します!

いつものことですが、雑文です。ご容赦ください。

では、また。


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