2012年10月23日火曜日

指導案と教えること

「教える」ということは、学習者から見れば「学ぶ」ことです。授業でだれかが言いました。「学び合い」をつくることが「教える」ことだ。

たしかにそうですが、これは言うのは簡単で、行なうのはむずかしいことです。生徒が自分で勉強するという状況はなかなかつくれません。授業中に「自律学習(autonomous learner)」ということを言いました。また、「動機づけ(motivation)」の重要性をだれかが指摘しました。つまり、「学ぶ」ということは、

目的があって、動機づけがあって、自分で学べる状況にあれば、学びは発生する

と言えるかもしれません。

しかし、
人はなぜ学ぶのでしょうか?
学ぶ目的はどうやったら形成されるのでしょうか?
人は自分で学ぶものでしょうか?

英語教育に話を戻しましょう。

英語はおもしろいですか?
どうして英語を学ぶようになったのでしょうか?
最初から自分で学べたでしょうか?

やはり、教師(学校、塾、親、大人の人など)が大きな要因です。たとえば、多くの人が最初に英語を教えてくれた人のおかげで興味を持つようになったと言っています。

また、多くの文献が、入門期の重要性を指摘しています。

入門期の英語指導は、けっこうたいへんです。ていねいな指導が大切で、指導案は欠かせないし、授業の目的を明確にして、教材を用意して、指導項目を丹念に調査しておく必要があります。いわゆる教材研究です。

教材研究は、教師にとってたいへんですが、最も教師が勉強するときです。あれもこれもと自分の知識のあいまいなところを突き詰めておく必要があります。それでも、分からないことがあります。

Native speakerならば分かるかというと、そんなことはありません。日本語を母語とする人が、「は」と「が」の区別をうまく説明できないのと同じです。英語で言えば、冠詞の使い方は多くの人にとってむずかしいことです。これは、Native speakerもうまく説明できる人はあまりいません。

教材研究の基本は、教科書を理解しておくことです。教科書教材が分からなければ「教える」ことはうまくできないし、ましてや「学び合い」も演出できません。

ということで、次回は、教科書を題材にみなさんで考えてみましょう。

基本的な質問は、

教科書の何をどう教えるのか?そのためにはどのような教材研究をして、どのような指導案を組み立てて、どのように実際に指導し、どう評価し、次の授業に生かすのか?

というようなことです。

また、多くの疑問を持ち、みなさんで考え、解決しましょう。

0 件のコメント:

コメントを投稿