教科書については、もうすこし深く考えるべきでしたが、授業予定を間違えており、省略してしまいました。以下を読んで、これからの模擬授業の計画をしながら、教科書について考えてください。
中学校の教科書販売は下記のアドレスで確認してください。
http://www.tokyo-kyoukasyo.co.jp/
いずれも1冊310円です。
高校の教科書もたくさんありますが、高校の教師になろうという人は何か買うか、
教科書センター
のような場所もあります。卒論の研究としてもおもしろいでしょう。
授業では触れることができなかった補足を4点あげておきます。
1 教科書で教える
教科書の英語は題材です。言語材料と内容(文化など)を提供する題材です。それをどのように料理するかが教師の役割です。
どの生徒でも分かるようにするにはどうしたらよいか?
どの生徒でも興味を持つようにするにはどうしたらよいか?
どの生徒も自分で英語を勉強する力を身につけさせるにはどうしたらよいか?
を考えて、目標(ねらい)、指導項目、指導方法、評価などを設定し、実際を想定して、指導案をつくり、教材研究をし、授業を行なう、ということを考える。
教科書は一つの題材です。
2 教科書は言語材料を提供する
教科書は、文法や語彙や発音などの言語の形態を提供してくれます。それをすべて教えることはかなりむずかしいと思います。どこにポイントを置くか、時間配分を考えて、授業をデザインします。
教科書は指導する言語材料の指針です。
3 教科書はコミュニケーションとして英語場面を提供する
教科書を利用して、コミュニケーションの状況をつくり、それを授業で演出することが大切です。コミュニケーションには、話す聞くだけではなく、読む書くもあります。その演出を考えるのが、教師の仕事です。
教科書、教室のコミュニケーション活動を考える上での基盤です。
4 教科書は生徒の学習を支える
教科書だけを見ても、生徒は自分で勝手に学ぶことはむずかしいので、生徒が自分で学習するためのサポート(てだて)をしなければいけません。また、教室での言語活動を工夫する必要があります。単語をおぼえるとしたら、単語をおぼえるための何か工夫が必要です。おぼえ方、練習の仕方、使い方など、その提示のしかたが生徒の学習を支えます。
教科書をもとに生徒の学習ストラテジー(学習方法)を考える
教科書の中には、それらのエッセンスがコンパクトに配列されています。それを読み解けるかどうかが、みなさんがよい教師となれるかなれないかのポイントでしょう。そのためには、いくつかの教科書を見てください。
教科書を一応いくつか見てから、その他の教材を見てください。自分の中学や高校時代の経験だけをもとに考えることは、ちょっと危険です。自分の経験のくり返しをすることは何も進歩しません。
「教える」ことは、「不易流行」です。本質は変わらなくても、新しいことにチャレンジしないと、進歩しません。それが「教える」ことの面白さにつながるはずです。だれかの教え方をまねしたり、型通りに教えることだけでは、「教える」ことに魅力は感じないでしょう。
学習指導要領に則った科目を教える場合、それに付随する教科書があり、生徒がそれを購入し、使う必要があれば、それを最大限に生かすことを考える。それも、みなさんが先日述べたように、動機づけをし、学びを促進するためには、どうしたらよいのかを、しっかりと考えることが、大切です。
模擬授業を通して、それを考えましょう。
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