2014年11月16日日曜日

模擬授業2

模擬授業2回目です。

みなさん、工夫して模擬授業をしてくれるので、勉強になります。教師をする人だけではなく、生徒をする人もいろいろと違うアプローチを経験できるので、ぜひ考えてほしいです。現在やっている活動は、下の図のように、みなさんが、協力して、英語授業を考えましょう(ふりかえりましょう)ということです。





一人ひとりで考えるのではなく、それぞれの立場から、教師を見るのではなく、授業を見ましょう。あるいは、「学習活動」を見ましょう。

これまでの授業の中で、一つ気がつきました。それは、やはり教科書題材にもう少し集中したほうがよいのではないかということです。活動を考えるあまり、あるいは、ある文法構造だけに集中して、教科書の題材から離れてしまうというと、学習者からするとどうなのでしょうか?ということになります。


4 HJ先生の授業

HJ先生は、人柄がにじみ出る授業をしました。判断も的確で、授業をしながら、考えながら、行動していた(reflection in teaching)ように思います。教師のパーソナリティはこれがよいということはないし、悪いということも、ありません。大切なのは、生徒の目線で物が見えているかどうかです。独りよがりになったりすると失敗のもとです。HJ先生はその点で、私は好きな先生です。タスクも工夫してありました。生徒は興味を持つのではないでしょうか?どのような状況でも成功させるには、プロセスです。

だれもが失敗しないようにていねいなプロセスが大切です。

Presentation(きちんと理解できるように、語彙、文法、発音、談話の理解を図る)
Practice (理解が発話につながるように練習する機会をとる)
Production(理解と練習のもとに、タスクがコミュニケーションを意識した活動となるようにする)

このプロセスを、タスクによりますが、きちんとシミュレーションして、英語が得意でない生徒も、クラスの友達の支援を受けて、うまくできるように、工夫する、ということが、大切です。

このような活動がうまくいくかどうかは、次の二つの点にかかっています。

1)教材研究、生徒の特性、環境など、準備がきちんとできているか?
2)活動の際のフィードバックがうまくできるか?

HJ先生がチャレンジした活動はとてもよい活動です。ぜひ教育実習でも実践してみてください。その際、冒頭でも指摘しましたが、教科書教材と関連させることを忘れないでください。指導案の書き方を見ると、その点がおろそかだったように見えます。教科書の前後をあまり見ていないように思いました。指導案を具体的に考えることをおろそかにすると、やはり授業はうまくいきません。ぜひ、その点を考えてください。

授業は真摯な姿勢が見えて好印象でした。ありがとう。

5 OH先生の授業

とてもよい授業でした。生徒が「英語を使おう!話そう!」と意欲が湧く授業です。ひとえに、Lunch mealsをピクチャーカードを準備した点に成功のポイントがあったと思います。授業の雰囲気づくりもよいし、生徒とのコミュニケーションを考えて、授業を組み立てました。こういう活動はぜひ教育実習でもチャレンジしてほしいと思います。

指導案はもっとていねいに作成する必要があります。なぜかと言えば、目標がやはり明確ではないからです。たぶん、先に活動があって、あとから目標をくっつけたということかなと予測します。理由は、活動が教科書題材とあまり関係がないということです。模擬授業のむずかしいところですが、想定したのは、やはり大学生を相手にタスクを実施するということではないでしょうか?指導案にある(4)は自分の目標です。

指導案については、授業のさいごでも話したので理解してもらえたと思いますが、高校1年生の1学期を想定して授業を考え、その授業の目標は、彼らが何を学んできて、これから何を学ぶのか、です。教科書題材の前後を読んで、本時ではどこに焦点をしぼって、どう教科書の題材の理解を図り、どう発展させるか、です。そのようにするとschool lunch mealsを題材としてとりあげ、なぜ論理的に考える必要があるのか、また、それがどう教科書の本文の内容と関連するのか、が問題になります。

教科書題材はbentoです。日本の文化がアメリカにも広がりつつある。bentoの良さ、あるいは、bentoを毎日作る人がいる日本の家庭、bentoとschool luncn mealのどちらがよいかなどのディベートするなどのタスクのほうが論理的に物事を考える、という趣旨には合うかもしれません。

「教科書で教える」ということばを聞いたことがあるかもしれません。それはその通りですが、その前提には「教科書はある」し、それほど豊かでない生徒には教科書は購入しています。ひょっとすると唯一のリソースかもしれません。大切に考えてほしいと思います。

OH先生は、生徒に好かれると思います。「Genius!」はよかったですね。あのような一言が生徒の心を動かすと思います。また、「Guys」は、私は嫌いですが、OH先生にはぴったり合ってました。これからも期待しています。ありがとう。

これは、あくまで私の感想です。私と意見が違ってもかまいません。ぜひ、この機会に英語指導の本をたくさん読んで「授業研究(lesson study)」をしてください。

では、また。



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